おいしいと人は笑顔になる

「二ツ星の料理人」
ウデは一流なのに素行不良でみんなに迷惑かけて逃げ出した料理人が再起を図る映画。主人公は超完璧主義のオレ様ですぐカッとなるし、人望があるのかないのか、いや、たぶんないんだけど、その熱量に希望を託し、惹かれる気持ちはわからんでもない。料理ってもうほとんど芸術だった。

戦場のようなこわすぎる厨房と、キラキラした料理のギャップがすごい。(味がひとつも想像できないけど)こんなの食べてみたい。

 

「私がクマにキレた理由(わけ)」
就活中に、自分がどんな人物なのか何をしたいのかわからなくなってしまったアニーが、子供を世話する"ナニー"の仕事を始める映画。雇い主は豪邸に住むセレブ奥様、夫婦関係は冷え切っていて子供は放ったらかしでいろいろ問題だらけ。

大学で人類学を専攻していたアニーの観察者としての目線で語られていて、振り回されて大変な様子も全体的にコミカルで軽いのに、最後ホロリとくる。めっちゃよかった。