いくら強くても泣くことはある

コロンビアーナ
これはテレビつけたらちょうど午後のロードショーでやっていたので見た。マフィアのボスに両親を殺された女の子が殺し屋になって復讐する映画だった。始めの逃走から身体能力の高さを発揮していて強い。しなやかな動きが美しくて見入ってしまった。

ストーリーがわかりやすいので主人公の気持ちの動きもよくわかる。結局復讐は何にもならないというおじさんが正しかったのか。

 

ランボー
序盤のさまようランボーの表情がすごすぎる。目は虚ろでふてぶてしくてうめき声以外喋らないしやばい。アクションが生々しくて迫力ある。笑ってしまうとこもあるんだけど、フラッシュバックするつらい記憶とか、軍人って戻ったらこんな扱い受けんの?とか、戦争は終わっても大変だったんだ…

ナイフ1本は無理だけど、今後もフォトナでランボーみたいなプレイができたら大興奮してしまうと思う。傑作。「この山じゃ俺が法律だ」

おいしいと人は笑顔になる

「二ツ星の料理人」
ウデは一流なのに素行不良でみんなに迷惑かけて逃げ出した料理人が再起を図る映画。主人公は超完璧主義のオレ様ですぐカッとなるし、人望があるのかないのか、いや、たぶんないんだけど、その熱量に希望を託し、惹かれる気持ちはわからんでもない。料理ってもうほとんど芸術だった。

戦場のようなこわすぎる厨房と、キラキラした料理のギャップがすごい。(味がひとつも想像できないけど)こんなの食べてみたい。

 

「私がクマにキレた理由(わけ)」
就活中に、自分がどんな人物なのか何をしたいのかわからなくなってしまったアニーが、子供を世話する"ナニー"の仕事を始める映画。雇い主は豪邸に住むセレブ奥様、夫婦関係は冷え切っていて子供は放ったらかしでいろいろ問題だらけ。

大学で人類学を専攻していたアニーの観察者としての目線で語られていて、振り回されて大変な様子も全体的にコミカルで軽いのに、最後ホロリとくる。めっちゃよかった。

ファミリーの絆がある

「我が家のおバカで愛しいアニキ」
フリマみたいなとこで警察官に大麻を売ってそのまま逮捕されるとこから始まるという、おバカというかちょっとぬけてる、優しくて穏やかなお兄ちゃん。

釈放されて戻ってきた彼には3姉妹がいて最初はみんな疎ましく思ってるんだけど(実際何かと引っかきまわす)、何も隠さず誰にでも正直な彼にだんだん心動かされる様子がいい。はあ、癒やされた。いい映画だった。

 

「皆殺しの流儀」
ワルをやりつつも治安を守ってた系?の元ギャングたちが、若者ギャングに殺された仲間のためにもう一度集まって復讐する映画。若者ギャングがクソ生意気でゲスなのでもっとやれという気持ちで見てた。

全体的にグレーがかった映像が渋いしキレキレだけど、闇サイトやスクショがわからないとか心臓発作とかおじいちゃん感あり。

にぎやかに夜が明ける

エンパイア・レコード
今にも大型チェーンに買収されそうな老舗CDショップのとある1日、若いときに見てたらこのおしゃれさに悶絶していただろう映画。今でも十分ときめいた。出てくる女の子も男の子もほんと全員かわいい。こんな青春があったなら…

店員の若者たちが個性的すぎるので雇われ店長の苦労は計り知れないが、なんてキュートなラスト。最高だ。営業は深夜12時まで。

 

「ギャングバスターズ」
2万5000ドルで元夫から子供を取り返してほしいという依頼を受けたギャング3兄弟の映画。難なく子供を連れ出したと思ったら、元夫もギャング(マフィア?)でどんどん刺客が送られてきちゃってバトル道中に。私は次男マックイーン推し。

荒くれ者かと思いきや、兄弟でのやり取りとか子供への接し方とか見てると、なんかいいやつなので応援しちゃう。おもしろかった。

事実は奇である

トロピック・サンダー/史上最低の作戦
戦争映画を作ってる途中で出資を打ち切られそうになって、何とか撮影を続けようとしてたらほんとのヤバイ地域に足を踏み入れちゃう映画。映画あるあるみたいなパロディがたくさんあって、まあまあグロくて下品でくだらなくて笑った。

やたらアクション派手だし、意外と話もちゃんとしてるし、めちゃくちゃ口悪いハゲのおじさんよく見たらトム・クルーズだし、おもしろかった。

 

セブン・サイコパス
主人公の脚本家が煮詰まっているのを見かねた友人が、ネタのために"CALLING ALL PSYCHOPATH!"の新聞広告を出したら、マジのサイコパスたちの騒動に巻き込まれてしまう映画。コメディかと思ったらシリアスな要素もしっかりあってかなりよかった。犬がかわいい。

見たことある俳優さんがたくさん出てて、継続して映画見てなかったら気付かなかったかもと思ってちょっとうれしかった。

嘘の先にある

「ボーダーライン」
アメリカで起きた誘拐事件にメキシコの麻薬カルテルが絡んでいることがわかって、そのカルテルの親玉を探す映画。麻薬戦争こわい。

主人公のFBI捜査官は自分が何のためにこの捜査に呼ばれたかもよくわからず、作戦は過激だし、メンタル追いつめられる様子がしんどい。コロンビア人の渋いおじさんが影の主人公。基本的に容赦ない。

 

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
上映当時のCMみたいなのはめちゃくちゃ覚えてるのに、話の内容を思い出せなかったので見た。オープニングおしゃれ~~。ディカプリオかわいい。トム・ハンクスもかわいい。

とんでもない詐欺師の話なんだけどもさみしがり屋で人間味があって、大胆不敵でクレバー、こんなんフランクのことみんな好きになるよなあ。長いのに飽きないし、めちゃおもしろかった。

友情も愛情もある

「チョコレートドーナツ」
ポールとルディのゲイのカップルとダウン症の少年マルコがいっしょに暮らす映画。彼らが偏見の目にジリジリとさらされる様子が見ていて少し苦しい。幸せな日々と確かな絆があっても、どうにもならないことはある。

マルコはいい子だし、ポールは優しくて真面目で、あとはとにかくルディの明るさと愛情深さにグッとくる。いい映画を見た。

 

「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」
キャンプにきた大学生グループが、その近くの別荘に遊びにきた仲良しおじさん2人組のことを殺人鬼と勘違いして(主に大学生が)大変なことになってた。声出して笑ってしまった。

テンポよくひどいことが起こりまくるので飽きない。引っ込み思案なデイルのことをいつも励ましてあげて、ボロボロになって、マジでタッカーがいいやつすぎる。