地味な主人公が光る

ピッチ・パーフェクト
大学のアカペラ部の女の子たちが大会優勝を目指してがんばる映画アナ・ケンドリックはちょっと個性的な役が似合うなあ。歌もうまい。

めちゃ厳しいリーダー、頭は固いけど伝統を守る責任を一身に背負っててタフで、でもほんとは弱くて、私は好きだった。歌のストリートバトルのところがよかった。音楽はいいな、楽しくて最高。

 

「真夜中のパリでヒャッハー!」
まずこの邦題なに?となった。マジでなに?出版社勤務の主人公が、一晩、社長の息子の子守りを引き受ける映画だった。

次の日の朝、家がぐちゃぐちゃになってる、息子もいないと警察から連絡があった社長夫婦が現場に残されたハンディカメラの映像を見て、そこに映っていたのは…って感じなんだけど、タイトルからは全く想像できない、ハートフルなコメディでおもしろかった。

雨の中で闘う、走る

アウトロー
トム・クルーズかっこいい〜〜。無差別殺人の容疑で元軍人のスナイパーが捕まって、証人として主人公を指名する、しかし本当にスナイパーが犯人なのか?となって話が進んでいく。

安定のアクションと、後半はやや何でもありの状況になるけど緩急のつけ方が絶妙で、スリル満点。ちょいちょいあるお茶目なシーンがよい。

 

地獄でなぜ悪い
出所してくる奥さんのために娘を主演にした映画を撮りたいヤクザの親分と、「映画のためなら死ねる」というモラトリアムな青年たち。ふたつの話が交わるまで、いや交わっても、なんかずっとふざけてる?って感じだったけど、まあおもしろくなくはなかった。

ただ思いがけずマイ・ラブ・アクションスターの坂口拓が見れたので個人的にはオールオッケー

ふたりなら歩いていける

「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」
ホームレスで薬物依存のギター青年と彼に拾われた猫の映画。つまずいたときも、ただ傍にいてくれる誰かが心の支えになるといういい話。泣いた。

ボブがとにかくかわいくて(演技?がうますぎる)、ときどきボブの目線になる映像もいい。青年は気弱で優しくて、ボブに話しかける様子に胸が締めつけられる、幸せになれてよかった。

 

「グッバイ、サマー」
絵を描くダニエルと機械いじりが好きなテオ、周りからちょっと浮いている男の子たちが車を手作りして旅に出るロードムービー

これぞ思春期みたいなもどかしい感じとキラキラした感じをこっちはただぼーっと眺めてるだけだった、でもそれでいい。早起きして朝ごはん食べて2度寝するの気持ちいいよね。

昼夜問わず襲われる

「ピラニア」
湖底が震源地震?地割れ?によって古代の凶暴なピラニアが現れて、パリピたちが食われまくるパニック映画。主人公は、セクシー映画の監督のお手伝いで撮影スポットを案内する地元の子、彼らのボートももちろん座礁基本的にブリンブリンのお姉さんが映っている。

ラニアに至るまでがしつこいぐらい丁寧だったので見せ場の盛り上がりが完璧。オチもいい、おもしろかった。


「獣道」
宗教ジャンキーの母親に見捨てられて新興宗教の施設で幼少期を過ごした女の子と、その子のことが好きな半グレ集団に片足突っ込んでる男の子の話。地方都市の閉塞感とヤンキーたちが強烈。

みんな愛に飢えてて、居場所がなくて、うまくいかなくて、痛々しくて、切ない。伊藤沙莉すごい。富士山はでっけーよなぁの、金髪の男の子もよかった。

出会いがあれば別れもある

「オッド・トーマス  死神と奇妙な救世主」
幽霊(死者)が見えるオッドは、彼らを見かけるとつい関わってしまって、ときどき騒ぎを起こしている。ただ周りにいるのが基本的にいい人たちなので、そんなオッドに振り回されつつも能力を買っていたり、心配していたり。ガールフレンドといつも仲良しなのが微笑ましくてかわいい。

言うほどホラーではないけどミステリーもラブもある、ちゃんと色々つながっていて、そしてちょっと切なくて泣いた。よかった。


「バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート」
男運のない女の子と殺し屋が出会って恋する映画。よくある普通の子がアブナイ男に惹かれていくパターンかと思いきや、これに関しては女の子も最初からわりとクレイジーでやばい。友だちも大変そうなんだけど、不思議と憎めなくてキュートな女の子だった。

というか、登場人物たちがみんな魅力的ですごい。軽快なアクションは気分がいいし、笑えるし、ハッピーエンドで文句なし、最高。

銃声は大体パーティーで鳴る

「ナイスガイズ!」
ややだらしないおじさん探偵(+その娘)と腕っぷしの強いおじさんが、人探しの依頼からデカイ事件に巻き込まれていく映画。おじさんたちがここぞで見せるガッツにときめく。娘も何だかんだパパ大好きなのが伝わってきてキュン。

中盤のパーティー潜入のシーンからぐぐっと盛り上がって、コメディとシリアスのバランスがすばらしい。おもしろかった~~。

グランド・イリュージョン
カード、脱出、メンタリズム、スプーン曲げetc…4人のマジシャンが集められてショーをして、それがラスベガスに居ながらパリで銀行強盗?金持ちの口座の金をみんなの口座に移動させて?5億ドル入った金庫を盗んでバラマキ?どうやって???

完全なタネ明かしはないけど、終始派手でノリノリ、冒頭のマジックからまんまとキメられた私はずっと楽しかった。ザ・エンタメという感じでいい映画だった。

血湧き肉躍る

アポカリプト
狩猟民族の主人公と、彼らを奴隷や生け贄にしようとするマヤ文明の人間たちの映画だった。

なかなか子供のできない男がとんでもなくバカにされててちょっと笑けるぐらい引いたけど、あれは村人たちのあえての?思いやり?なのか…
有無を言わさない暴力からの抑圧と恐怖の時間が長すぎてずーっと緊張してた。マジでこわいし、マジの狩るか狩られるかですごかった。

ジョン・ウィック
ジョン・ウィック:チャプター2
シリーズ2作を続けて見た。めちゃくちゃ強い殺し屋が復讐に燃える映画。
1作目は相手が復讐されても文句言えないバカ息子で、そのせいでパパの被害がとんでもなかった。
「痛み止めはいるか?」「これ(バーボン)で代用する」、のあとに"傷は開くが体は動く"薬はちゃんと2錠飲んでてよかった。

2作目は計画的な暗殺があって、殺し屋の組織の存在感も増してた。ただジョンはどうやってもひたすら孤独で壮絶、まさにハードボイルド。

弾を装填する仕草がよく映ってたけど好みなのかな。色んな銃がカッコイイ。